みかぎのかぎ

その時の思いを様々に

“正義中毒”

はじめに

最近、父の怒りっぽさが増している気がする。

といっても失礼ながら、元々から温厚という感じでもないのだけど。

 

詳細をなるべく控えつつ書かせて頂きたいが、父は定年前、心疾患があるにも関わらず人事から未経験の部署に飛ばされ、残業&休日出勤も重なるという中々ヘビーな環境で働いていた為予定より1年前倒しで早期退職した。

 

さらに、父の両親&妻(私からすれば父方の祖父母&母親)がこの5年の間に立て続けに帰らぬ人となった。

それに加え持病の心疾患などが重なっているので

かなり精神面が抉られていると思う。

 

しかし、かつての人事へのあてつけなのか退職してから、該当の組織のHPを確認しては記事の更新漏れや誤字などがあるとしょっちゅう電話で指摘している。

(相手側にナンバーディスプレイは表示されないらしいのでこちらの番号は分からないそうだが…)

 

本人からすると

「クレームや無理難題を言っている訳ではなく同業他組織などと比較して相違点を発見した上で正論を言っている。該当組織の意識の問題」

と言ったような旨を述べている。

 

正しいのだろうし、そこについて特に触れる気は無いのだが、頭に血がのぼって話している時の父の話し方は結構怖いのだ。

本人が思っている10,000倍ぐらいには(聴覚過敏傾向な私調べ)。

 

車の中でも愚痴をこぼす時があるのだが、助手席で持っているカバンにまで怒号の振動を感じるくらいには大声を張り上げている。

 

 

正直、小さい頃からずっと父の怒鳴り声が苦手だった。

普段から怒りっぽくはないものの彼が声を張り上げる時はだいたい本心の時が多く、私が全日制の高校1年の夏、精神面きっかけで脱水症状&胃腸炎で1週間ほど入院した時に、「(本名)はいつもKYだからなぁ」と諦め半分に怒鳴り気味に言われたことは今でも忘れられない。

つまるところは心の奥底では父が怖いのだと感じている。

 

 

さて、本題に戻るが私が思うに父が怒りっぽくなったのは、加齢によるものもあると思うが「正義中毒」に近いのかなと思った。

「正義中毒」とは?

参考リンク↓

newscast.jp

不思議なもので、人間は攻撃対象を罰する事でも快感を得て、なかなかやめられなくなるらしい。

コロナ禍でいわゆる「県外ナンバー」が騒がれていたのもこの例に近いのではないだろうか。

「自分は正しい」

という思考(時と場合によっては思い込み)が

「間違っている・自分の考えからは到底信じられない」

ものを排除したいという一心でヒートアップしていく…

私はこういった感じで理解した。

 

おわりに

父の例でいえば、持病もあって食事制限がかかっていたり、私や姉の行く末を案じる事から生じるモヤモヤを怒鳴ることで吐き出しているのだな…

ということは分かった。

正直、心配な気持ちと、なるべく父に寂しい思いをさせないようになるべく聞き役に徹したり、突然の外出にも同行するなど努力はしている。

それでも父にとってはあまり支えにはなってないのかなぁ。

姉と私で考えると私の方が比較的話しやすいようなので

これでも頑張っているのだけど。

(父は姉との距離が若干上手く測れない節がある)

 

めちゃめちゃぐちぐちしてしまった…

すみません。

とりあえず、こんなところで締めようと思います。